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第114定期演奏会といえば
このホームページのTOPページにも使っている第114回定期演奏会は
指揮者に井上道義さんをお迎えした会でした。
井上道義といえば、私の記憶ではNHKの音楽番組で黒柳徹子と一緒に
司会をやっていた人という印象で、テレビで見ていた人がここにいる!と
ちょっとうれしかったのを覚えています。
(番組は「徹子の気まぐれコンチェルト」)
井上道義さん、指揮は素晴らしかったです。
音楽世界の独特な表現と我々を魅了する指揮のうまさ。
何かこう、吸い込まれるように音楽の世界に導かれていく感じでした。
ただ、とても自由な方でしたね。
一番町でお昼を食べた帰りにYAMAHAの前を通ったら、ちょうどお店の前で
エレクトーンの演奏をしていました。突然、高音域でアドリブ演奏で参加し、
一緒に演奏を始めました。これにはエレクトーン奏者もビックリ!
午後、練習をしていると突然「さぁ、野球をやりましょう!」といって、第4ホール
前のグラウンドで野球をやったり・・・何とも独特な方でした。
ショスタコーヴィチの10番という選曲もすごかったですね。
5番「革命」がメジャーな中、あえて10番、しかも学生オケ、よくやりました。
「ショスタコーヴィチは第2楽章が非常に短い!もう一度やらせていただき
ます」と言って始めたアンコール、やはり独特ですね。
大学2年生だった私としては、度肝を抜かれた演奏会でした。
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